大晦日に書いたまま放置していたシロモノ。
ソムクラウドが死んだら泣く程度に好きだから記録として投げとく。
たぶん横書きでしか成立しない。
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とぷり、という音が聞こえた気がした。
暗闇。本当は目を開けているのかもしれない。閉じているのかもしれない。光がないから、それを確認する術はない。物体は光が反射してはじめて見ることができるのだ。
しぃん、と静寂の音が鳴り響き、頭の中ではゆるゆると思考の渦巻く音が際限なく流れている。うるさいな、と思ったその思考さえも音となる。
とろり、と。私の輪郭が溶けてゆく。
まどろみへ
お
ち
て
ゆ
く
。
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